木津川市相楽大里
【目次】
リンゴマークが消えない
iPhoneも不具合の1つに「リンゴループ」というものがあります。
これはiPhoneの起動時に表示されるリンゴマークが点滅し続けて、
一向に待ち受け画面に進めないという症状です。
そんな症状があるのかと不思議に思ってしまうところですが、
実はこのリンゴループの修理相談が多く寄せられており、
意外と珍しい症状ではありません。
リンゴマークがつくということは起動はしている状態ではあるのですが、
操作は行えないので機能的には起動不良状態と何ら変わりなく、
データを取り出すこともできません。
このリンゴループ症状に関してはかなり重度な症状なので、
本体を新しく買うしかないのではと思われる方もおられるかもしれませんが、
実はほとんどの確率で修理によって復旧させることができます。
修理費用に関しては、故障している原因(部品)によって前後してくるのですが、
どれだけ高くなったとしても本体交換や機種変更の価格よりははるかに安い価格で復旧させることができます。
また、このリンゴループや起動不良状態だと、データのバックアップをとっていない限り、
新しい本体を購入したとしても元々のデータを移行することができません。
その点、修理によって復旧すればデータも合わせて復旧ができます。
そのため、リンゴループなどの操作が行えない症状が起きてしまった場合は、
本体交換等ではなくぜひ修理での復旧をご選択いただければと思います。
リンゴループの原因
リンゴループのご相談をいただいた際は、
まずお客様にリンゴループになってしまった原因に心当たりがおありかどうかお聞きします。
一概にリンゴループの原因といっても多くあり、内部の点検のみで探っていくのは時間がかかります。
そのため、お客様自身に何か心当たりがありそれを教えていただければ、
ある程度原因を絞ったうえで修理を進めることができます。
いくつかリンゴループの原因を挙げていくと、
iPhoneストレージの容量不足、iOSアップデートのミス、
部品(画面・バッテリー・近接センサー)、基板の故障などです。
近接センサーとは、耳元での通話の際に画面を暗くしてくれる部品であり、
iPhone8以前のモデルはインカメラと、iPhoneX以降のモデルではスピーカーと一体型になっています。
また、基板とは各部品を設置している板のことです。
各部品はこの基板からケーブルを通して配電が行われることによって
それぞれの機能が果たせるようになっています。
本日の修理
本日はiPhone13のリンゴループ改善をご依頼いただきました。
iPhone13に関してはかなり新しめのモデルであり、
iOSの更新もまだまだ続く将来性があるモデルなので、
これもまた修理での復旧がおすすめできる理由になります。
今回のお客様は寝てる間にリンゴループになっていたとのことだったので、
自動アップデート機能により、寝てる間に勝手にiOSアップデートが行われてしまい、
アップデートミスが起こってしまったと考えられました。
iOSのアップデートに関してはかなりハードな動作であり、
充電残量が少なかったり、回線状況が悪い中で行ってしまうと、
途中で電源が落ちてしまいリンゴループになってしまうことがよくあります。
この状態の場合は、アップデートを正しくやり直す必要があります。
といっても、iPhoneを操作することはできないので、
当店のパソコンにiPhoneをつなぎ、専用のソフトを使い安全にアップデートを行っていきます。
このアップデートは普段のアップデートと何ら変わりないので、
データが消えてしまうことはありません。
お時間に関してはお客様の端末の容量などによって変わってくるのですが、
基本的には30分~1時間ほどで完了します。
今回は30分程でアップデートが完了し、無事リンゴループから抜け出すことができました。