木津川市吐師 よりiPhone13Proの背面割れ修理をご依頼いただきました。
【目次】
今回は木津川市吐師よりiPhone13Proの背面修理をご依頼いただきました。
iPhoneでは画面割れの修理が一番多いのですが、
iPhone8以降から背面の素材がアルミからガラスへと変更されたため、
背面側も衝撃によるガラス破損が起こるようになりました。
なぜ、割れてしまうリスクがあるにも関わらず
背面素材をアルミからガラスへに変更したかというと、ワイヤレス充電機能を導入するためです。
iPhone8以降のモデルは専用の充電器の上に端末を置くだけで充電ができるワイヤレス機能が搭載されているのですが、
この機能を使用するためには背面側のコイルと充電器を連動させる必要があるため、
絶縁のアルミではなく電気を通すガラスを採用する必要があったのです。
背面修理はかなり作業工程が複雑であるため、
多くの修理店では1週間ほどのお預かり修理になってしまうことがあるのですが、
当店では1時間半から2時間ほどの即日修理でご対応させていただいております。
また、内部のデータもそのままで修理ができるのでぜひお問い合わせください。
背面の保護について
先ほども説明したようにiPhone8以降のモデルから背面割れのリスクが出てきたため、
割れないための対策を行う必要があります。
まず、多くの方がされているように背面にケースをつけることが大事なのですが、
百均などの安物はそこまで強度が高くないため、少し値が張るにしても強度が高いものを選ぶことが好ましいです。
ただ、ケースをつけていたとしても衝撃の度合いによっては割れてしまうこともあります。
当店ではケースに加えてさらに背面強度を上げる手法として、
「ガラスコーティング」をおすすめしております。
ガラスコーティングとは車の保護にも使うようなコーティング剤を本体ガラスに直接塗り込んでいき、
最終的に熱によって固めることで本体自体の強度を上げるという手法です。
このガラスコーティングは最終的にはよく画面の強化として用いられる強化ガラス同様の9H強度まで硬化するため、
背面に強化ガラスを貼っているのと同じ強度で保護ができます。
このガラスコーティングの上にケースをつけていただければ、
かなりの確率で背面割れを防ぐことができるのでぜひお試しいただければと思います。
背面割れの危険性
背面が割れてしまうと見栄えが悪くなるというデメリットが一番に浮かびやすいですが、
実は背面割れは見た目が落ちるだけでなく、実用上の不具合が起こる原因にもなりえます。
背面側には基板というすべての部品の線が繋がれている板が搭載されています。
各部品はこの基板からの配電を受けて機能が果たせるようになっており、
基板は端末内で最も重要な部分といえます。
背面が割れている状態で使用を続けてしまうと、
割れ目から破片などの異物や水分が侵入してしまい基板が故障する可能性が高まります。
基板が故障してしまうと電源が入らなくなってしまったり、データが消えてしまうなどの事態に発展するため、
背面が割れてしまった場合は基板故障が起きてしまう前に、なるべく早めに修理を依頼することが好ましいです。