iOSについて
毎度、AppleはiOSの更新情報を私たちの端末へと反映させており端末の利便性を常に上げ続けてくれています。
iOSの更新と聞くと、新しい機能が増えるといった漠然としたイメージはあるかと思いますが、
実際のところiOSはかなり掴みづらい分野かと思います。
まず、OS(オペレーションシステム)という概念があります。
OSとはアプリの操作やソフトウェア(目に見えないシステム)と
ハードウェア(目に見える部品、画面やカメラなど)間のデータ情報を制御するなどといった
基本的な操作を担うシステムのことをいいます。
iPhone以外のスマートフォンは基本的にAndroidOSというOSを実行しているのですが、
iPhoneは独自のOSであるiOSを所持しています。
なぜ、Apple社は自社のOSを制作したかというと、
発表した新モデルを長期間最新のアップデートに追いつけるようにするためです。
実際、iPhoneは発売されてから5、6年ほどは最新のiOSを使い続けることができます。
iOS18.2が発表
今回、新たなiOSであるiOS18.2が発表されました。
今回のiOS18.2に対応できる機種はiPhoneXS以降のモデルとなっております。
大きく変更があった点は次の3点です。
①カメラコントロール
これはiPhone16シリーズに限ったことにはなるのですが、
側面に設置されているカメラコントロールボタンを押すことで
カメラのフォーカスと露出の固定ができるようになりました。
②写真アプリの変更
・ビデオの画質改善
・ビデオの自動ループ機能をオフにできる設定が追加
(今までは自動的にループがされてしまう状態でした)
・コレクションの移動が容易になり、右にスワイプすることで前のビューに戻ることができる
・最近削除した項目のアルバムを消去可能に
③Safariの変更
・新しい背景画像でSafariのスタートページをカスタム可能に
・「読み込む」で別のアプリからブラウズデータの読み込みが可能
「書き出す」でブラウズのデータの書き出しが可能に
などが主な変更点です。
今回のアップデートに伴って新機能もいくつか発表されました。
①Image Playgroundの利用可能
Image Playground(テーマ、衣装、アクセサリー、場所などを使った画像生成ソフト)が利用可能に
このソフトでは画像のイメージを文章で説明ができ、画像のスタイルを変更することができます。
②ジェン文字
絵文字キーボードで絵文字の説明文を入力することで、その文にあった新しい絵文字を作成できる機能です。
③Image Wand
メモアプリでスケッチを描くだけでイラストに変換してくれる機能です。
スケッチを丸く囲むだけで、AIが分析を行い正確にアイデア等をイラストに落とし込んでくれます。
iOSは更新される度にさまざまな機能修正やバグの改善が含まれており、
今回もいくつかの修正や改善があったとのことです。
また、セキュリティ上での安全性も上がったという情報があります。
具体的には、悪意によって作成されたWebコンテンツを処理するとコードが実行される可能性、
また攻撃を受ける可能性の対処が可能となっています。
アップデートの際の注意点
一時期iOSをアップデートすると不具合が多発するといったことがあり、
むやみなアップデートが好ましくないとされていましたが、
今回のiOS18シリーズに関してはそこまで危険性はなく、
基本的にはアップデートを推奨されています。
ただ、アップデートする際の注意点がいくつかあります。
アップデートする前には、
・十分な充電残量があるか
・十分な空き容量があるか
・回線状況が安定しているか
この3点の確認が取れてからアップデートを行うようにしましょう。
これらが不完全な状態でアップデートを進めてしまうと、
途中で電源が落ちてしまいリンゴマークが点滅してしまうリンゴループになってしまう危険性があります、
なので、アップデートの際は上記3点を注意していただければと思います。
もし、端末がリンゴループになってしまった場合は、
当店で復旧修理が可能ですのでお気軽にお問い合わせいただければと思います。