最近のバッテリー交換でご来店のお客様が、よく言われることなのですが、
「iPhoneが熱くて、バッテリーの減りが早い!」
というご相談です。
バッテリーは2年以上ご使用であれば、劣化は必ずありますので、交換のタイミングかと思われますが、バッテリーが発熱していると思って、お持ちいただく方が多い印象です。
iPhoneが熱い場合、多少はバッテリーの劣化の影響もありますが、大抵はロジックボード(基板)が熱くなっています。
特に夏場は熱くなりやすいので、不安に感じる方も多いかと思われます。
なぜ熱を持つかといと、一つはiPhoneのシステムを動かすCPUが動いていること、もう一つは単純に外気が熱い。
CPUがどれだけ動くかは使用するアプリによって異なりますが、複雑な処理が必要とされるもの、例えば動画編集やVR動画を再生するなどは処理すること多いため、CPUはかなり動いています。また、複数のアプリが動いていると、より付加がかかるため、熱くなると考えることができます。
パソコンであれば、ファンが付いており、CPUを冷やすことができます。
夏場は得にファンがガンガン回ります。室内でも20℃を超える気温ですので、単純に熱くなりやすいですね。
でも、iPhoneなどのスマホの場合はファンがありません。
発熱した場合は、勝手に冷えるのを待つしかないのです。
iPhoneやスマホが熱くなってしまった場合の対処方法としては、
1,電源をオフにする
CPUが動いているため、熱を持つので動かさないようにすれば、熱はすこしずつ収まります。
電源オフがどうしても難しい場合は、バックグランドで動いているアプリを削除してみましょう。
2,ケース、カバーを外す
iPhoneはできるだ放熱するように工夫されています。でも、ケースを付けていると、放熱しづらくなるので外して冷めるのを待ちましょう。
3,風通しのよいところ、涼しいところに置く
古典的な方法ですが、放熱するのを早めるためにも、風で冷やしたり、涼しい場所への移動は効果的です。
NGパターンとしては、水で冷やしたり、濡れたタオルでくるんだりしないでくださいね。
いくら防水が付いているiPhoneでも水没の危険性がありますので、液体にはご注意下さい。
ちなみに、あまりにも高熱になってしまった場合、iPhoneは自動的に停止します。
制御装置が備わっているので、本体が冷めるまで機能が停止する仕組みになっています。
バッテリーを変えても、夏場の基板の発熱自体は抑えることはできませんが、
いずれにしても、新品のバッテリーに交換することで長持ちはします。
減りが早い、電源が落ちるなどの不具合がありましたらお気軽にご相談下さいね。
ご来店誠にありがとうございました。